CREATORS #07
Marie Ikura
いくらまりえ
空間全体を使い、時間を描き留めるように筆の軌跡を重ねます。
創作の原点である、「今」に夢中になった子供の頃の砂遊びが、
制作プロセスそのものに重きを置く作風へとつながっています。
実家は幼稚園でした。
記憶にある最初の作品は、その砂場で作ったお団子山でした。
楽しくて楽しくて、無我夢中で作って
過ぎていく時間や無くなっていくものに抗うように
生ききっていた姿に強く憧れています。
自分はまだあの砂場にいて、今は無我夢中に絵を描いているのかもしれません。